開催予定日2月10日〜2月14日
“Flowers and People”
MEDEL GALLERY SHU NISEKO_POP UP SHOW
2024年10月に、東山エリア(曽我)にオープンしたMEDEL GALLERY SHU NISEKOのPOP UP SHOW。
人気画家として若手アーティストを牽引する奥田雄太と、彗星の如く現れた彫刻家の稲葉朗。世界で人気を集める二人の展示 “Flowers and People”を開催します。
奥田の代表的な作品シリーズ「with gratitude」では、普段は意識することはない当たり前に感謝することをテーマにそえ、同時に鑑賞者への感謝を伝えるため、絵画を献花と見立て、花をモチーフとした作品に仕上げています。混ざり合う絵具から生まれる偶発性、そしてペンによる緻密な必然性を織り交ぜ、そうした偶発的に訪れる不条理や困難な状況を必然へと、つまり自分の意志によって切り開くことをイメージしています。
稲葉は人間の二面性/多面性にフォーカスして、顔や体から読み取れる情報と内側に潜む心のうちの違いを半分ずつの作品に表現しています。ドロドロした様子がユーモラスでもあり、辛辣でもあり、鑑賞者の心に向き合う機会となる作品です。
いずれも国内外の展示会やアートフェアでは大人気のアーティストです。この機会に是非ご覧ください。
日程:2025年2月10日(月)〜2月14日(金) ※13日(木) Camp&Go休館日
時間:10:00〜18:00(10日 12:00〜18:00/14日 10:00〜17:00)
場所:Camp&Go内 WhiteWallRoom
〒044-0051 北海道虻田郡倶知安町北1条西3丁目11
MEDEL GALLERY SHU NISEKO
東京神宮前にある同ブランドの現代アートギャラリーの姉妹画廊。全国の人気ギャラリーや人気アーティストの作品をニセコに集め、「東京と時差のない作品展示」を行います。そして、その作品でニセコに集う人々を虜にしたい!そんな想いでスタートしました。
ギャラリー名にあるMEDELとは、日本語で「物の美しさをほめ味わうこと」を意味する「愛でる」からきています。
唯一無二のアートを賞美し、慈しむという行為を介して、アーティストと鑑賞者、ギャラリーの間に喜びの行き交いが成立してほしいという想いを込め名づけました。
また、SHUは「祝う」の意で、アートを囲んだ「祝祭」のような場所や機会を提供できればと考えてています。
“時代を共にする人々にとっての財産であり、未来の社会を照らす灯である”と、アーティストの活動と作品を定義し、人々の心に残る独創性に富んだスタイルの作品を鑑賞者と共に愛でつつ、次世代に残るようなマーケットや美術史的評価を確立していくことが当ギャラリーのミッションです。そのような私たちの活動を通して、独創的な表現を受け容れる多様な社会的風土の醸成に資することができれば、これに勝る喜びはありません。
是非、蘇我にあるギャラリーにもお越しください。
入場無料
11時~17時
月曜日・火曜日休廊
〒048-1522 北海道虻田郡ニセコ町曽我807-3 やさしいニセコハウスB1
【プロフィール】
2018年4月 帝国ホテルプラザ’(タワー棟)にMEDEL GALLERY SHU 開業
2024年4月 帝国ホテルプラザ’(タワー棟)閉館に伴い、MEDEL GALLERY SHUを神宮前に移転
2024年10月 ニセコにMEDEL GALLERY SHU NISEKO 開業
奥田雄太|Yuta Okuda
コロナは私たちが当たり前だと信じていた価値観を大きく変化させ、自身のアーティスト活動も次々に制限され『失望』や『悲哀』に似た感情を抱く日々を過ごしていました。そんな苦しい時でも、私には愛する家族がおり、家族とかけがえのない時間を過ごす中で、愛する家族が ”いる” という当たり前だと思っていた ”幸せ” に気づき、失くしたものを嘆くよりも「今ある幸せに目を向け感謝する」ことが大切であり、それこそが前向きに生きられる理由なのだと思いました。
この感謝を一輪の花で例え、感謝の花束を作品を通じて贈ることで、受け取った方の気持ちが前向きで晴れやかになることを願いこの作品を描いています。
【プロフィール】
1987 愛知県生まれ
日本とイギリスにてファッションデザインを学んだのち、ファッションブランドでデザイナーとして活動。
2016年にアーティストに転向した奥田雄太は国内での個展やグループ展に精力的に参加し、製作と発表を続けキャリアを築き上げている。アーティスト転向後、計算した線のみで構成された細密画で表現していたが、ここ数年「偶然性」に重きを置いた”花”の作品を中心に発表を続けている。激しいストロークにより強調された絵具と色彩、ペンによる細やかな線描が共存する奥田雄太の絵画は見るものを魅了する。
稲葉朗|Akira Inaba
元々アートと呼ばれている物との距離を感じていた。子供の頃、母親が図工の教師だった事もありアートはとても身近であった。母親の授業の実験台のように色々な課題をやらされていたし、美術館にもよく連れていかれた。その反動からか、アートは得意ではあったが自分にとっての勉強のような少し億劫な存在でもあった。むしろアートより漫画やアニメに強く惹かれていた。
ただし、アートの中でも好きな物もあった。それは漫画やアニメのような生き生きとした動きや表情をした人物が出てくる作品だ。その頃から人間という最も身近な存在こそが一番惹かれる存在であり表現としても力強さを感じていた。また、動きにより時間や空間や時代を感じた。そして、このような想いから人間の顔や身体の美しさと木材の持つ温かみや力強さを持った人物像を制作し始めた。
私の作品において感情や思いとは、基本的には「顔」と「仕草」にある。つまりリアルな作品を作りたいのでは無く、理想像であり心象像を目指している。そして、常に何がどうして美しく感じるのかと自問自答して日々を過ごしている。
【プロフィール】
1980 東京都生まれ
2007 東京造形大学 大学院 彫刻専攻 修了
2007‐ 彫刻家として国内外で活動