丹野篤史写真展 斜め上から自分を見ている。

開催日 7月2-26日
写真展 丹野篤史「斜め上から自分を見ている。」

このたび、ニセコのCamp&Goにて丹野篤史「斜め上から自分を見ている。」を開催します。

丹野さんは、音楽と自転車を生活の軸に置く福岡在住の写真家です。

僕らが「ホームステイ・アーティスト」と呼ぶ、アーティストにニセコに滞在してもらうというCamp&Goのプロジェクトへ丹野さんに声を掛けさせてもらったところ、しばらくしてこう返事が来ました。「ニセコまで自転車で行ってみようと思います。とりあえず、展覧会についてはノープランで出発し、その旅で自転車を漕ぎながら見たもの、感じたもの、思ったことを経て、何をするか決めたいと思います」と。僕はこの話を聞いて、素晴らしいアイデアであり、まさにホームステイ・アーティストというプログラムにぴったりだと嬉しく思いました。

5月25日に福岡を出発し、約2,500kmの旅を終え、6月16日にニセコに到着した丹野さんの第一声は、「最高だった、ぜんぜん疲れていない、このまま福岡まで戻れるくらい!」でした。

丹野さんの旅がどんなものだったのか、その時間の中で何を見て、感じ、思ったのか。
そしてそれがどんな展示になったのかを、ぜひ、みなさんの目で確認してください。

展覧会初日の夜には、オープニングパーティーとトークを行います。丹野さんご本人からもじっくり聞いてみましょう。

Camp&Go キュレーター 豊嶋秀樹

 

フロアの空気に寄り添って/壊して を生業とするミュージシャンが、カメラと自転車でNIPPONの路をフロア化した/しそこなった”コンタクト”の記録。倶知安での展示はチェックポイントの「途中」なので、ライドに、おしゃべりに、痛飲にjoinして更新してくださいね~ 脱線と迷子の豊かさに淫する場!

澤隆志 映画祭ディレクター → インディペンデントキュレーター


【アーティストメッセージ】
人とカルチャーと生活が混ざり合った倶知安のクロスポイント「Camp&Go」という特別なスペースで展示が行えることを嬉しく思っています!自分に似た誰かの珍道中を斜め上から観察しているような…ずっとそんな気分だった今回の自転車旅そのままの、僕が撮ったけど、僕が撮っていない、僕が選んだけど、僕が選んでいない、そんな展示になっています。言い換えれば、僕はまだ旅の途中だということなんだと思います。そんな旅ができていることを、心から嬉しく思い、全力で楽しんでいます。僕の旅の途中経過を見に来てください!

【アーティストプロフィール】
Atsushi Tanno / 丹野篤史
1974年福岡生まれ。10代半ばにパンクロックに衝撃を受け音楽活動を開始。その後はDJ、ギタリストとして音楽のフィールドで活動。2000年に始めたロードバイクとの出会いをきっかけに、ライド中に目に入る風景を記録するために手にしたコンパクトカメラで写真の世界に魅了され、写真家としての活動を始める。動きあるライドシーンを自ら動きながら撮影したサイクリングフォトやランドスケープを中心に、アーティストのポートレイト、雑誌・カタログ、ライブなどで活躍。また自ら撮影したイメージを使ったコラージュ作品などの発表している。

<主な展示経歴>
青森県立美術館「Love Love Show2」2017 青森
Quoz Arts Fest「New Japan Photo」2018 ドバイ
and wander OUTDOOR GALLERY「山を思うプロジェクト」2020 東京
ミハラヤスヒロ masion My labo「chaos channel」2021 福岡
SPC 「偶然の蓄積、無限の片隅」2022 福岡


写真展 丹野篤史 斜め上から自分を見ている。
会場 : White Wall Room
会期 : 7/2(日)- 26(水)木曜定休 / 入場無料
時間 : 11:00 – 19:00

オープニングパーティー : 7/2(日)18:00より
トーク : 7/2(日)19:00 より<予約不要>
作家在廊予定 : 7/2(日)3(月)4(火)